切削加工の概要とその具体例について

切削加工は、刃物状の工具を用いて材料を切ったり削ったりして意図する形状に仕上げる技術をいいます。最も分かりやすい例は木材の加工で、板の表面をかんなで削って滑らかにしたり、のみで穴を開けたりする作業がこれに該当します。上記の例は手作業による切削加工ですが、工業製品の生産現場においては機械化が進んでいます。旋盤やフライス盤、マシニングセンタといった工作機械を用いて、木材に限らず金属や樹脂などさまざまな材料を加工します。

製品のサイズも、極小のネジから直径1メートルを超えるプロペラまで多種多様です。機械を用いた切削加工は、加工方式によって2種類に分けることができます。1つは旋削加工で、これは材料を回転させてそこに工具を当てるというものです。円柱状あるいは円錐状の製品を製造するのに適しており、木製の椅子やテーブルの足などがその代表例となります。

もう1つの方式は転削加工と呼ばれるもので、こちらは工具の方が回転し、固定された材料に接触させることで加工を行います。板状の材料に穴を開けたり、材料の中をくりぬいて中空にしたりするのに適した方式です。切削加工は、注文を受けてからすぐ作業にかかれるという利点があります。他の加工方式、たとえば射出成形であれば事前に金型を製作する時間が必要になりますが、そうしたプロセスは省略できます。

また、板金加工やプレス加工の場合は材料の厚みによる作業制限がありますが、切削加工であればおおむねどんな厚みにも耐えられます。

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