射出成形の仕組みとは

射出成形の仕組みは比較的単純です。これは、常温では固体だけれども、高温にすると溶けて液体になるような素材を用いて形を作る方法の一種であり、予め型を用意しておいて、その中に高温で溶かした素材を流し入れることで行われます。液体ですから型の隅々まで均一に行き渡らせることが容易にでき、そのまま放置して温度が下がれば自然と固体になりますから、型を外して取り出せば射出成形が完了するという仕組みなわけです。この方法で分かるように、射出成形の仕組みが成り立つためには条件があります。

まず、素材が常温では固体で、高温にすると溶けて液体になるようなものである必要があります。人間が日常的に形あるものとして用いる以上、その製品は常温では固体であるに決まっていますが、常温で固体だからと言って温度を上げれば全てが液化するとは限りません。木材や皮革製品などは不可能なわけです。最も適しているのはプラスチック製品で、これは比較的低温でも液状にすることができます。

このほか、金属やガラスなども、より高温が必要ですが液状にすることは可能で、射出成形の対象となります。素材の性質の他、型が必要ということも重要な要素です。言うまでもなく、型そのものはその温度でも固体のままでなければならず、溶けてしまうようなものでは困ります。プラスチックを対象とする場合には金属が用いられることが多いですし、金属を対象とする場合にはセラミックなどが用いられることもあります。

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