射出成形には多くのメリットがある

工業製品を製造する方法には、材料を切ったり削ったりして形を作る、バラバラの部品を合わせて組み立てるなどいろいろな方法がありますが、射出成形もそうした方法の1つです。プラスチック製品を中心に、この方法によって作られたさまざまな製品を身近なところで見ることができます。射出成形とは、素材をいったん溶かして型の中に送り込み、凝固させることで特定の形を作り出すことをいいます。最もポピュラーな工程は、プラスチックなどの合成樹脂を熱で溶かし、金型に流し込んだ後で冷やし固めるというものです。

成形品はそのまま使用されることもあれば、さらに別の成形品と組み合わせることで製品化されることもあります。射出成形には多くのメリットがありますが、中でも最大のメリットは大量生産に向いているという点です。いったん金型を作ってしまえば、成形機の精度にもよりますが原理的にはまったく同じものをいくつでも繰り返し製造することができます。金型を保存しておけば、何年、何十年という長期にわたって生産を継続することも可能です。

また、射出成形には成形速度が速いというメリットもあります。これは、材料を切削したりプレスしたりする成形法と比較した場合に言えることで、液化したプラスチックを金型に流し込むのは簡単ですし、固めるのに必要な時間もそれほど長くはかかりません。最新の射出成型機の中には、一連の作業プロセスを全自動で行うことができるものもあります。

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